LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

DHL/韓国・仁川国際空港ゲートウェイを拡大

2009年04月24日/国際

DHLは4月22日、「DHLExpress仁川(インチョン)ゲートウェイ」を仁川国際空港の自由貿易地域に開設した。

投資額は5,000万米ドルで、施設は20,000㎡、旧施設の5倍以上の広さで、韓国、モンゴル、中国北部、ロシア極東における貨物集配の中心として機能するとともに、韓国と米国、欧州を結ぶ大陸間、地域間輸送サービスを強化する。

仁川国際空港全体で取り扱う航空貨物量は堅調に増加しており、2005年に270万トンだった貨物処理能力は2010年には450万トンへと67%上昇する見込み。

自動重量測定器やX線を含む自動仕分け装置を導入したことにより、1時間あたりの貨物処理能力は、従来施設の5倍である13,500個となった。

各貨物の重量と大きさは仕分け装置に埋め込まれ、自動化された仕分けシステムやX線、計量装置と6つのカメラによって記録され、航空運送状の詳細が仕分け装置に記録されている間に貨物コントロールライブラリーに送信される。

また、25の貨物積み降ろしスポットを備え、悪天候に影響を受けないドライブイン式施設、トラックから直接積み降ろしすることで、処理時間とトラックの利用効率を改善できる11の可変長のベルトコンベヤ、貨物が仕向地別に自動的に仕分けられる4つのシューソーターを装備している。

このほか、自動X線装置を導入し、3つのX線装置によって、1時間に最大5,400個の貨物内の不審物を見つけることができる。

貨物をリアルタイムでモニタリングできる「クオリティ・シップメント・モニタリング・システム(QSMS)」を備え、24時間、365日体制の「クオリティーコントロールセンター(QCC)」を収容している。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース