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NEC/開発設計業務改革の期間を短期化するテンプレートを提供

2009年04月24日/IT・機器

日本電気は4月24日、製造業の製品ライフサイクル管理(PLM)改革を加速する2つのビジネステンプレートを新たに商品化し、5月1日より提供を開始すると発表した。

PLM領域での業務改革を短期間で行いたいという企業の声に応えたもので提供するのは、不具合などに起因する品質コストを最大50%削減する「品質改革ビジネステンプレート」、モジュール(中間品)の組み合わせ設計への変革で、開発設計期間を従来比30%以上短縮する「モジュラーデザイン・ビジネステンプレート」の2商品。今後、3年間でコンサルティングやSIも含めて約40億円の売上を目指す。

品質改革ビジネステンプレートは、製品品質のコスト削減を実現するデザインレビュー改革を可能にするベストプラクティスをパッケージ化したもの。提供内容は不具合管理プロセス・再発防止策策定プロセス・デザインレビューのモニタリングプロセスなどが規定されている業務プロセステンプレート、不具合や再発防止策などの情報管理など。

また、デザインレビューでの実施履歴や情報分析が可能な品質情報管理ツール(10ユーザ・保守契約を含まないトライアル版での提供)も用意した。

動作検証済みのテンプレートのため、スクラッチ開発と比較し導入期間を最大50%、製品品質コストを最大50%削減することが可能。自動車部品、産業機械などの品質保証部門・開発設計部門などに売り込む。

価格は、業務プロセステンプレートと1日間の利用方法教育が300万円から、業務プロセステンプレートで定義された運用に準拠した品質情報管理ツール(トライアル版)とセットアップ作業を含めた場合、500万円からを予定している。

一方、モジュラーデザイン・ビジネステンプレートは、モジュラーデザイン(標準化された中間品の組み合わせ設計)により、大幅なリードタイム短縮や在庫削減を実現するためのベストプラクティスをパッケージ化した。

固定部品を増大し、変動部品の絞込み分析が可能な固定変動分析テンプレート、選択された仕様に対して部品表を決定する決定表テンプレート、要求仕様に対する構成生成と見積り算出が可能な簡易コンフィグレータとこれらの利用方法についての1日間の教育がパッケージ化されている。導入により、モジュラーデザインへの変革をスムーズに実現し、従来比で設計期間を30%以上短縮できるという。

受注生産の産業機器や通信装置などの設計部門などに売り込む。価格は、2つのテンプレート(固定変動分析テンプレート/決定表テンプレート)と簡易コンフィグレータ、1日間の教育を含め300万円からを予定。

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