LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

JR貨物/12月のコンテナ扱い10.4%減

2009年01月16日/調査・統計

日本貨物鉄道は1月15日、2009年12月の輸送動向を発表し、コンテナが前年同月比10.4%減の186万3000トンで、車扱が9.4%減の116万3000トンだった。

12月下旬に日本海縦貫線での強風と札幌地区の大雪による輸送障害が発生し、月全体では高速貨32本が運休の影響が大きかった。

荷動きは、国内実体経済は一段と悪化し、製造業の減産が拡大し、消費の冷え込みも深刻になるなど、年末輸送の盛り上がりもなく、月間を通し前年を大きく下回った。

品目別に見ると、コンテナ貨物は、家電・情報機器、エコ関連物資が前年を上回ったが、自動車部品、化学工業品、紙・パルプなど主要な品目が前年を大きく下回った。

家電・情報機器はメーカーのモーダルシフトへの進展、エコ関連物資は新規区間の輸送開始により増送となった。一方、自動車部品、紙・パルプ等は減産体制の拡大が続き、大きく減送となった。

車扱貨物は、セメント・石灰石が前年を上回ったものの、石油が前年を下回り、全体では前年比90.6%となった。セメント・石灰石はセメント工場の定期修理時期の変更により増送となった。石油は、価格の下げ止まり感が出てきたことにより回復の兆しがでてきたものの、燃料転換の進展の他、製造業の設備稼動縮小の影響を受け、重油を中心に減送となった。

関連記事

調査・統計に関する最新ニュース

最新ニュース