市光工業は5月7日、3月9日に発表した生産体制再構築に関する計画を抜本的に見直した。
同計画は、早くても2010年度内に市場が回復するとの慎重な予測のもとに行われたが、各自動車メーカーが2009年度上期には在庫調整がほぼ終了し、2009年度下期には回復基調を予測していることから、回復基調に伴う生産体制の保持と雇用確保に速やかに対応すべく再精査した。
見直しの内容は、ヘッド・ランプは伊勢原製造所での生産性効率の向上させることを目的として伊勢原製造所の1ヵ所にヘッド・ランプの生産を集約し、大泉製造所の操業をことし12月末に停止する。なお、伊勢原製造所におけるヘッド・ランプの生産規模は月産25万個を計画している。
九州市光工業に新工場を建設する計画を見直し、当面は現存の生産体制を維持する。
生産体制集約と早期退職募集による人員削減は、雇用確保の観点から、約730名から約560名に縮小する。
