市光工業は9月30日、インドの大手ランプ・ミラーメーカーであるフィエム・インダストリーズとの間で、四輪・二輪自動車用ランプ事業における合弁会社の設立を前提としたプロジェクトを発足させると発表した。
12月中旬までに合弁会社設立に関する正式契約を締結する予定だ。合弁会社設立時の株式保有比率については、フィエムは34％とし、両社は株式保有比率に応じて、合弁会社に必要な敷地や製造設備を購入するための資金、技術ライセンスやノウハウ等を提供する。
インドをはじめとしたアジア地域においては、自動車産業でも需要拡大が見込まれている。市光工業は、アジア市場の獲得に向け、国内外の経営資源を戦略的に配分する構造改革を実施しており、フィエムと協業してインドにおける生産・販売体制を構築する。
4年後の2014年度には、アジア地域における売上高を、現在の3倍以上となる200億円に成長させることを目指す。
