サカイ引越センターが5月12日発表した2009年3月期の業績によると、売上高492億5700万円（前年同期比7.7％増）、営業利益54億3400万円（1.9％増）、経常利益55億4100万円（2.2％増）、当期利益27億5100万円（8.9％増）となった。
取扱引越件数は48万6934件（9.6％増）となった。売上高については、地区別構成比を見ると、北海道・東北地区8.2％、関東地区31.4％、中部・東海地区18.0％、近畿地区21.9％、中国・四国地区7.7％、九州･沖縄地区12.8％となり、金額ベースでの伸びは関東地区と中部・東海地区が好調だった。
地域別の売上高増減率には、北海道・東北地区14.7％増、関東地区9.3％増、中部・東海地区9.3％増、近畿地区0.9％増、中国・四国地区15.9％増、九州･沖縄地区5.3％増。
法人向けの営業については、取引拡大の結果、売上高221億6700万円（12.8％増）だった。インターネットを利用した見積依頼による販売実績については、76億5100万円（22.4％増）だった。売上原価のうち労務費は161億3100万円（前年同期比11.9％増）となり、売上原価総額は290億8900万円（10.0％増）となった。
販売費・一般管理費のうち人件費は84億9900万円（9.1％増）となり、法人取引の増加により取扱手数料が増加したものの、広告宣伝費や求人費の減少もあり、販売費・一般管理費は147億3300万円（5.6％増）となった。
次期の業績予想は、売上高525億1400万円（6.6％増）と堅調に伸張するものの競争激化による作業単価下落が予想され、営業利益55億3100万円（1.8％増）、経常利益55億6100万円（0.4％増）、当期利益29億5800万円（7.5％増）となる見通し。
