安田倉庫が5月12日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は348億7900万円（前年同期比7.9％増）、営業利益30億200万円（8.3％減）、経常利益28億円（9.7％減）、当期利益15億9400万円（4.2％減）となった。
物流事業部門は、昨年1月に取得した関係会社の収益が各科目に反映され、期初に稼働した加須第二営業所（埼玉県）、大阪営業所（大阪府）が売上増に寄与した。一方、新規施設の稼働に伴う減価償却費の増加、拠点開設に係わる一時費用の発生が想定通り利益を圧迫し、物流事業部門の売上高は8.2％増の289億4500万円、営業利益は9.1％減の27億600万円となった。
不動産事業部門では、賃貸施設の高い利用率と賃貸ホテル（北海道）が売上増に寄与し、売上高は5.2％増の62億7900万円、営業利益は0.8％増の22億9300万円だった。
来期は売上高350億円（0.3％増）、営業利益31億円（3.3％増）、経常利益29億円（3.6％増）、当期利益16億円（0.4％増）の見通し。
