商船三井は5月20日、技術研究所(東京都大田区)の神奈川県川崎市移転を決め、建設予定地で地鎮祭を行ったと発表した。移転後の技術研究所は床面積1057㎡、鉄筋コンクリート造・鉄骨造で、事務所・分析棟は地上2階、実験棟は地上1階の構造で建設する。
同研究所は1982年に開設され、27年間にわたり船舶の燃料油・潤滑油の分析、燃料油前処理装置の開発、CO2削減に向けた研究開発などの研究開発を行ってきた。
建物の老朽化、周辺地域の環境変化を受け、川崎マイコンシティー栗木地区への移転を決めたもの。新研究所は、太陽エネルギー利用、自然採光、氷蓄熱システム導入など、環境・省エネ技術を生かした環境配慮型の施設となる。