日本通運は5月27日、エプソン販売とキヤノンマーケティングジャパンの一部の販売店向け共同配送業務を受託し、6月から業務を開始すると発表した。
日通では昨年12月、両社からの要請を受け、両社の家電量販店向け配送業務において共同配送を提案し、両社との検討を重ねた結果、ことし6月より札幌地区で業務を開始することで合意した。
具体的には、札幌市白石区にある日通が運営する両社の物流センターで集荷を行い、各配送先へ配送するもの。
同一の配送車両に積載する商品は、家庭用プリンターなど家電量販店向けの商品で、両社の配送先や配送条件が同じであることから、共同配送が実現した。
対象エリアは、東北地区、首都圏、近畿圏、中部地区、九州地区へと段階的に拡大し、両社の物流業務における環境負荷低減及び物流業務効率化を図る。
共同配送の実施によりCO2排出量は、個別配送をおこなった場合と比較し、約26％の削減となり、日通では、他の顧客へこの共同配送に参加できるよう提案を行なっていく。
