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日立東日本ソリューションズ/生産上の問題を可視化する生産計画システム発売

2009年06月12日/IT・機器

日立東日本ソリューションズ(仙台市青葉区)は6月12日、注文の変更や部材調達の遅延などに伴う生産上の問題を可視化し、迅速な対策を促して変化に強い生産体制を実現するる生産計画システム「SynPIX」を日立信息系統(上海)有限公司(上海市茂名南路)と共同で、同日から中国の日系企業向けに発売すると発表した。まず生産計画の分野から展開を開始し、順次、工程管理や販売計画の分野への拡大していく予定。

今回の発売は、「中国でも生産計画の可視化と精度向上を実現したい」という顧客のニーズに応えるためで、国内外での生産計画システム構築のノウハウをベースに、中国国内での生産管理パッケージ導入実績が豊富な日立信息系統と連携して販売する。生産管理業務に精通した日立信息系統の現地システムエンジニア「SynPIX」プロジェクトに参画し、順次事業体制を拡充する予定という。

SynPIXは、注文変更や部材納入遅延等の変更が生じた場合でも、その影響範囲や問題点を可視化し、対応策をシミュレーションで確認することが可能な生産計画システム。「精度の高い納期回答」、「需要変動に即応する計画調整」、「生産負荷状況のタイムリーな可視化」などの要望に応えるもので日本、中国、その他の海外拠点等、複数拠点の計画情報を紐付け管理する機能を利用すると、グローバルなサプライチェーンでの微細な需給調整も可能。これにより「部材の納入遅滞がどこに影響するか分からず、部材在庫を多く確保しがち」といった問題を解決できる。

このほか、負荷の可視化・平準化を実行する計画調整機能も搭載。日本語、英語、中国語の3言語に対応し、本社と工場で国をまたぐ環境でも利用できる。

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