三井住友銀行は6月18日、商船三井に対しSMBC環境配慮評価融資を実施したと発表した。
SMBC環境配慮評価融資は日本総合研究所の作成した評価基準に基づき、企業の環境配慮状況を評価し、評価結果に応じた融資条件を設定するもの。さらに、環境経営における今後の改善余地を、簡易診断として提供する。
今回の商船三井に対する環境配慮状況の評価では、環境マネジメントシステム、環境コミュニケーション面で高い水準と判断され、特に副社長を担当責任者に据えた「CSR･環境対策委員会」の下で、大阪大学との共同研究による省エネルギー船の開発や、船舶における省エネルギーの考え方を「ECO SAILING」と名づけソフト・ハード両面での省エネ活動の展開など積極的な地球温暖化防止対策を講じている点、タンカーのダブルハル化推進やバラスト処理装置の開発への先進的取組など、生物多様性保全への対応を含めた海洋環境保全の取組を行っている点などが高く評価された。
