商船三井は7月10日、多国籍の鉱業・資源グループ、リオ・ティントと、短・中長期合わせて3系列の大型輸送契約を締結したと発表した。
年間約600万トンの鉄鉱石を主に豪州から中国へ海上輸送するもので、自社の船隊規模を生かし、顧客のニーズに柔軟かつ長期安定的に応えられること、最新鋭の操船シミュレーターや安全運航支援センターの活用などで、安全運航管理体制を強化していることなどが評価され、受注に結びついた。
契約の概要は、25年契約が当初5年間は17万トン級のケープサイズバルカーを使用、その後25万トン級の新造鉄鉱石専用船で輸送する。10年契約ではケープサイズバルカー(16－20万トン級) 1隻で輸送。単年契約はケープサイズバルカー(16－20万トン級) 1隻で輸送する。
今回の契約で、既存契約と合わせた商船三井のリオ・ティント向け年間輸送数量は1000万トン前後に増加する。両社は契約締結と同時に相互にパートナーと位置づけ、今後の関係強化を協議することでも合意した。
