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三洋電機ロジ/貨物量減少で売上高4.1%減、営業利益38.4%減

2009年07月23日/決算

三洋電機ロジスティクスが7月23日発表した2010年3月期第1四半期業績によると、売上高88億4600万円(前年同期比4.1%減)、営業利益3億1400万円(38.4%減)、経常利益3億2300万円(40.2%減)、当期利益1億9300万円(35.9%減)となった。

第1四半期の売上高は、個人消費の低迷による流通系の貨物量減少や生産調整によるメーカー物流の減少により前年同期比4.1%減となった。利益面も、倉庫内作業のオペレーション改善、運送原価の低減、間接経費削減などに努めたものの貨物量減少の影響や新規顧客獲得に伴う初期投資費用などをカバーしきれず、営業利益は38.4%減、経常利益は40.2%減、当期利益は35.9%減となった。

セグメント別にみると、ロジスティクス・ソリューション事業は、「エコポイント」効果で薄型テレビ等の省エネ家電の荷動きは増加傾向に転じ、新規顧客の獲得や既存顧客との取引拡大、宅配・設置事業の事業領域拡大などに取り組んだ。個人消費の低迷に加え、前年には北京五輪需要があったことにより対前年同四半期では貨物量が減少。利益率も低下し、売上高は39億9300万円(4.3%減)、営業利益3億4700万円(30.2%減)だった。

国際物流事業は、他社とのアライアンスと国際一貫輸送サービス体制の構築により、国内外のメーカーや有力フォワーダーの物流受託などに積極的に取り組み、大型冷蔵庫などの輸出入物量が回復し、売上高は2億7300万円(8.2%増)だったが、利益率低下により営業利益は2500万円(8.7%減)となった。

国内一般物流事業では、流通系共同プラットフォームを活用した家電メーカーなどの物流受託、家電物流以外への事業領域の拡大、同業他社との共同物流による事業規模拡大などを推進。既存顧客の未受託分野への取り組みを強化した。国内製造業の生産調整による貨物量の減少や新規顧客獲得に伴う初期費用の発生により、売上高は45億7900万円(4.6%減)、営業利益は3億2800万円(1.3%減)となった。

通期の業績予想は、売上高374億円、営業利益13億6000万円、経常利益13億6000万円、当期利益7億3000万円を見込んでいる。

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