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三洋電機ロジ/3月期の売上高3.3%減、当期利益29.9%減

2009年04月23日/決算

三洋電機ロジスティクスが4月23日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は369億4000万円(前年同期比3.3%減)、営業利益14億7300万円(13.0%減)、経常利益15億2300万円(16.2%減)、当期利益6億7600万円(29.9%減)の減収減益となった。

メーカー物流の在庫調整などで売上が減少し、利益面では、流通系との物流取引拡大、オペレーションの効率化による原価低減に努めたものの、メーカー物流の減少、家電物流の年末需要期以降のデジタル家電を中心とした貨物量減少の影響を受け減益となった。

事業別の概況はロジスティクス・ソリューション事業で、デジタル家電などの価格競争の激化と消費マインドの悪化を背景に、3PL事業の収益力強化、宅配・設置事業の取引拡大などに積極的に取組んだ。このため、物流量増加による利益の拡大、3PLシステムの倉庫内作業のオペレーション改善による原価低減などが寄与し、売上高は163万2700万円(0.1%増)と横ばい、営業利益は12億4800万円(7.5%増)と増益を確保した。

国際物流事業は、グローバル化ニーズに対応する体制、国際一貫輸送サービス体制の構築により、国内外のメーカーと有力フォワーダーの物流受託などに取組んだ。しかし前期好調だった大型冷蔵庫、エアコン部材などの輸出入物量が減少、売上高は10億9400万円(29.1%減)、営業利益1億4500万円(44.4%減)と減収減益だった。

国内一般物流事業は、メーカー物流の強化として、流通系共同プラットフォームの活用に向けた家電メーカーなどへの営業、家電物流以外への事業領域の拡大、同業他社との共同物流による事業規模拡大などに取組んだ。また既存顧客の未受託分野への取組を強化したが、生産物流の低下などで売上高は195億1700万円(4.1%減)、営業利益14億3000万円(12.2%減)と国際物流事業同様に減収減益となった。

次期はロジスティクス・ソリューション事業で家電物流と異業種への取組みを強化し、国際物流事業では国内営業との協業強化、他社とのアライアンスの活用などを志向することで、売上高374億円(1.2%増)、営業利益13億6000万円(7.7%減)、経常利益13億6000万円(10.7%減)、当期利益7億3000万円(7.9%増)の見通し。

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