日本トランスシティが8月11日発表した2010年3月期第1四半期業績によると、売上高182億400万円(前年同期比17.9%減)、営業利益6億7000万円(38.6%減)、経常利益7億2800万円(38.0%減)、当期利益4億1000万円(36.5%減)となった。
総合物流事業については、倉庫業が、倉庫保管残高は前年同期に比べ減少し、入出庫にかかる取扱量も荷動きの悪化が著しく大幅に減少し、貨物回転率も悪化した。
物流加工業務では、一般消費財を中心に取扱量はほぼ前年同期並みに推移。港湾運送業では、四日市港での海上コンテナはじめ、輸入原料や輸出自動車など主要品目で前年同期に比べ、取扱量が大幅に減少した。
陸上運送業では、環境に優しい物流として取り組んでいるバルクコンテナ輸送の取扱量はほぼ前年同期並みに推移したが、荷動きが回復せず、主力のトラック輸送にかかる取扱量は大幅に減少した。国際複合輸送業では、海上輸送の取扱いが輸出・輸入とも低調に推移し、取扱量が減少した。
総合物流事業全体の売上は、前年同期比18.0%減の179億2900万円となった。
通期の業績予想は、売上高780億円、営業利益18億円、経常利益18億円、当期利益11億円の見通し。