センコーが7月30日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は520億900万円(前年同期比1.6%減)、営業利益13億7000万円(0.6%増)、経常利益14億1500万円(1.8%増)、当期利益4億8700万円(29.2%減)となった。
全社の動向では「流通情報企業の確立」を目指した中期経営3ヵ年計画の最終年度として、「流通サプライチェーン・マネジメント」の提供により、量販店・小売物流を中心とした業務開拓を推進。また新たな物流拠点として、千葉県船橋市に「船橋ファッションロジスティクスセンター」を開設した。このため、新規拠点開設と新規連結による増収効果はあったものの、既存物量の落ち込みが見られ減収となった。
事業別の概況は、運送事業が住宅物流、石化樹脂物流の減少で売上高は306億5300万円と3.8%減となった。
流通加工事業は前期に開設した「市川ファッションロジスティクスセンター」、「内守谷新倉庫」などの開設効果で売上高は177億7800万万円と8.2%増を確保。
その他事業は、石油販売事業の販売単価下落の影響と商事販売事業の建設資材の販売数量減少などで、売上高は35億7700万円と21.5%減となった。
通期は売上高2320億円(9.1%増)、営業利益59億5000万円(6.9%増)、経常利益58億円(4.8%増)、当期利益29億円(1.8%増)を見込んでいる。