三菱倉庫が7月31日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は360億2500万円（前年同期比15.1％減）、営業利益23億7600万円（35.5％減）、経常利益30億3600万円（31.0％減）、当期利益18億1100万円（22.4％減）となった。
物流事業は、前期後半に稼動した埼玉／三郷配送センターの寄与などで医薬品の取扱いが増加。しかし全般的に荷動きが低下し倉庫事業売上高は前期並みの65億円、陸上運送事業で8.7％減の59億1000万円となった。
港湾運送事業はコンテナ貨物などの取扱の大幅減で22.4％減の41億4700万円で推移。国際運送取扱事業は輸出入貨物の大幅減、円高や海上運賃の下落などで31.3％減の81億4700万円だった。
その他は4.2％減の26億7400万円だった。これらを合計した物流事業売上高は273億8100万円、17.0％減となった。
営業費用は、貨物量の減少で作業運送委託費が減少したため、三郷配送センターの通期稼動による減価償却費増加が見られたものの14.2％減の268億7700万円となった。営業利益は69.2％減の5億400万円。
不動産事業は、不動産賃貸事業売上高が1.6％減の76億8100万円、その他が32.6％減、13億3100万円となり、合計売上高は90億1200万円（7.9％減）。営業利益は1.8％減の29億3800万円だった。
通期は売上高1540億円（4.3％減）、営業利益95億円（16.1％減）、経常利益105億円（16.6％減）、当期利益58億円（10.3％減）を見込んでいる。
