三菱倉庫が10月30日に発表した2010年3月期第2四半期の業績は、売上高717億4000万円（前年同期比16.5％減）、営業利益52億6800万円（23.8％減）、経常利益59億3400万円（22.5％減）、当期利益32億2800万円（30.9％減）となった。
倉庫・陸上運送事業は、前期後半に稼働した埼玉の三郷配送センターの寄与により医薬品の取扱が増加したものの、景気悪化で荷動きが低下したため、売上高は倉庫事業が前年同期並みの131億5300万円、陸上運送事業は前年同期比7.4％減の119億5100万円となった。
港湾運送事業は、コンテナ貨物等の取扱が大幅減少したため、売上高は20.1％減の85億9900万円、国際運送取扱事業は、輸出入貨物の取扱が大幅減少したほか海上・航空運賃単価下落や為替円高の影響で、35.3％減の157億6800万円となった。
この結果、物流事業全体の売上高は、18.1％減の547億7100万円で、営業費用は、貨物取扱量の減少に伴い作業運送委託費が大幅減少したため、埼玉/三郷配送センターの通期稼働に伴う減価償却費が増加したものの、16.5％減の534億4100万円で、営業利益は、13億2900万円（54.1％減）となった。
通期は売上高1465億円（9.0％減）、営業利益95億円（16.1％減）、経常利益105億（16.6％減）、当期利益58億円（10.3％減）を見込んでいる。
