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山九/貨物減少で売上高10.9%減、営業利益32.2%減

2009年07月31日/3PL・物流企業

山九が7月31日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は821億9000万円(前年同期比10.9%減)、営業利益36億4600万円(32.2%減)、経常利益37億1100円(33.1%減)、当期利益20億9900万円(27.9%減)となった。

事業別の概況は、物流事業で港湾物流が中国船社の経営破綻、景気後退の影響によりコンテナ取扱量が大幅減少となった。

国際物流は前期の航空貨物事業の新会社設立による分社化、中国を中心とした輸出入貨物の取扱量の減少、海外プラント輸送案件の端境期到来などで減少した。

鉄鋼、石油・石化関連の客先工場構内作業は減産の影響で取扱量が大幅に減少し、売上高は437億4100万円と26.8%減、営業利益は2億5400万円と89.2%減の大幅減益となった。第1四半期の売上高シェアは53.2%だった。

機工事業では、石油・石化関連の保全工事(大型定期修理工事)は横ばいで堅調に推移。鉄鋼関連では高炉改修などの大型設備工事の完工があり、順調に滑り出したが、構内の保全作業が減産や予算削減などで減少した。

売上高は343億100万円と21.5%増、営業利益は33億8800万円と24.6%増となった(今年度から工事進行基準を適用)。売上高シェアは41.7%だった。

その他、事業では工事進行基準での増収はあるものの、システム開発案件の減少や不採算工事により収益性は低下。売上高は41億4600万円と2.6%減、営業利益は4000万円と82.8%減の大幅減益となった。売上高シェアは5.1%。

通期は売上高3800億円(8.7%減)、営業利益200億円(21.1%減)、経常利益188億円(23.0%減)、当期利益109億円(12.6%減)を見込んでいる。

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