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太平洋海運/撒積船5隻の期限前解約などで当期損失49億円

2009年08月07日/3PL・物流企業

太平洋海運が8月7日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は24億7500万円(前年同期比53.6%減)、営業損失1億2900万円(前期は3億9000万円の営業損失)、経常損失2億6600万円(5億5800万円の経常損失)、当期損失49億700万円(5億5700万円の当期損失)となった。

海外船社から用船していた撒積船5隻について、長期用船契約を期限前解約し解約料総額約75億円を支払うことを決めたため、解約料の資金調達を行う必要性が生じ、筆頭株主の日本郵船を割当先とする74億9200万円の第三者割当増資を実施。7月27日開催の取締役会で、日本郵船を株式交換完全親会社とする株式交換を実施することを決めた。

営業面では4月に19型新造ケミカルタンカーが竣工し、新たに船隊に加わり収益に寄与した。一方、前期にVLCC5隻を売船したこと、撒積船5隻の用船契約期限前解約を行ったことなどで油槽船部門・貨物船部門ともに船隊規模・売上とも減少した。

船舶管理部門では、海難事故ゼロを目標とした安全運航の徹底と、ITを活用した効率的な船舶管理システムの構築、適正な船費管理によるコスト削減に全社的に取組んだ。

通期は売上高81億7000万円(57.9%増)、営業損失5億円、経常損失10億6000万円、当期損失51億4000万円を見込んでいる。

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