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タカセ/輸出入とも大幅減で売上高11.4%減、営業利益33.5%減

2009年08月07日/3PL・物流企業

タカセが8月7日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は25億1200万円(前年同期比11.4%減)、営業利益8400万円(33.5%減)、経常利益8800万円(53.9%減)、当期利益5000万円(62.4%減)となった。

営業費用面では、進めてきた作業部門の運営体制改善や業務量に応じた人員投入と作業効率向上、運送事業分野での不採算業務の効率化などのコスト改善の推進に加え、残業の削減など経費削減に取組んだが、営業利益は減収によるマイナスをカバーすることができず減益となった。

事業部門別の状況は、輸出物流部門が特に米国と香港などアジア向け輸出が減少したことで、売上高は31.3%減の1億2500万円だった。

輸入物流部門は、シンガポール現地法人の昨年9月からの事業停止による減収のほか、全般的に輸入貨物を取扱う主要顧客の業務量が減少し、海外産品の国内保管、作業取扱数量が縮小したため、売上高は4億8300万円と48.6%減となった。

国内物流部門は既存顧客の取扱物量が低調に推移し、主力の音楽映像商品物流分野で情報配信拡大などで市場規模が縮小傾向にあり、メーカー商品取扱数量が伸び悩んだ。一方、昨年後半からの教育関連分野における物流業務取扱拡大による増収があり、国内物流部門の売上高11.2%増の18億9400万円となった。

通期は売上高105億円(6.5%減)、営業利益2億4000万円(58.2%減)、経常利益2億4000万円(61.2%減)、当期利益1億3000万円(47.7%減)を見込んでいる。

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