名鉄運輸が8月10日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は194億5200万円（前年同期比15.2％減）、営業利益6億6900万円（5.4倍）、経常利益6億700万円（7.3倍）、当期利益6億円（前期は8億5900万円の当期損失）となった。
第1四半期は販売体制を強化し、新規荷主の獲得と販路拡大に努め、東京地区では関係会社を含めたグループ一体での営業活動を開始した。またグループ力の強化に努めたものの、宅配事業の縮小と急激な取扱い貨物量の減少で、前年実績を確保するまでには至らなかった。
経費面では軽油価格の沈静化で燃料費が減少し、運行便の効率化や貨物量に即した運行委託の適正化に積極的に取組み、諸経費の圧縮に努めた。部門別売上高は貨物自動車運送部門が165億9900万円（16.5％減）、航空利用運送部門20億6400万円（9.6％減）、流通部門7億8900万円（2.7％増）。
通期は売上高800億円（10.7％減）、営業利益12億円（15.2％増）、経常利益6億円（5.5％減）、当期利益4億円を見込んでいる。
