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三菱重工/機械・鉄構事業関連のグループ企業を再編・統合

2009年09月07日/SCM・経営

三菱重工業は9月7日、機械・鉄構事業関連のグループ会社を10月1日付で再編・統合すると発表した。

事業部制を導入する機械・鉄構事業本部の機構改革に伴う措置。

具体的には、横浜地区の三菱重工環境エンジニアリング(MJK)と菱和エンジニアリング(REC)を統合。神戸地区のグループ5社の機械・鉄構部門を1社に集約・統合する。グループ全体の経営効率化と事業強化を推進するのが狙い。中長期の環境変化に迅速に対応し、事業拡大と収益基盤の安定化を図る考えだ。

横浜地区では、グループ会社であるMJK(水処理装置・集塵装置等を除く)とRECを合併して「三菱重工環境・化学エンジニアリング」を発足させる。両社が保有するエンジニアリングリソースを集約して、10月1日付で発足する環境・化学プラント事業部と連携する。廃棄物処理装置や、石油・化学プラント、排煙脱硫装置、CO2回収装置などの分野で、EPC(設計・調達・建設)、アフターサービス、保守・運転などを手掛ける。

横浜市に本社を置き、資本金は全額三菱重工が出資(10億円)する。従業員数は約600人。社長には、現MJK社長の木村和明氏が就任する。

神戸地区では、グループ会社5社の機械・鉄構部門を集約・統合して「三菱重工メカトロシステムズ」を発足させる。水処理装置などを手掛ける、神菱ハイテック(HTC)を承継・存続会社とする。三菱重工地中建機と神菱技術サービスエンジニアリングを合併、MJKの水処理装置・集塵装置などと、西菱エンジニアリングの機械・鉄構部門を会社分割により承継して発足させる。

主な事業製品は、水処理・集塵装置、料金収受機械、地中建機、試験・検査装置。設計エンジニアリング業務の複数社に対する並列発注を改める。管理・営業・エンジニアリング機能を集約してリソースの効率的運用を図る。

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