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エーアイテイー/営業利益26.9%増、当期利益3割増し

2009年10月02日/3PL・物流企業

エーアイテイーが10月2日発表した2010年2月期第2四半期業績によると、売上高45億9800万円(前年同期比6.4%減)、営業利益3億4700万円(26.9%増)、経常利益3億7000万円(37.0%増)、当期利益2億800万円(32.4%増)となった。

2009年度上半期での日中間の取扱貨物量は日本国内全体で15.8%減だったが、グループの第2四半期連結累計期間の取扱貨物量は、在庫調整の一巡した顧客の貨物量に復調の兆しが見え始めたことに加え、新規顧客数の増加が寄与したこともあって、海上輸送の取扱貨物量は4.8%減に留まった。

急激な円高進行は、海上運賃収入の圧迫要因となり、減収につながった。収益性の高い通関部門での受注獲得や航空貨物の取扱いの強化を図ったことに加え、仕入コストの削減効果によって、売上総利益率は5.1ポイント改善し、営業収益の減収を補完する結果となった。

所在地別セグメントの業績をみると、日本では新規顧客の獲得と潜在需要の掘起しによる営業収益の回復に取り組んだ。売上高は、円高の影響により、東京地区で0.7%減少、名古屋地区、大阪地区ともに11.3%減だった。輸送別では、海上輸送における取扱コンテナ本数は、輸出入合計4万3976TEU:20フィートコンテナ1個分の単位(4.8%減)。航空貨物は、937トン(38.6%増)、通関受注は1万269件(33.4%増)と堅調に推移した。日本での売上高は41億3200万円(5.5%減)、営業利益は3億2300万円(30.3%増)となった。

中国・香港については、中国国内の内需は回復基調だが、日本の国内景気の低迷から日本向け貨物が減少した結果、売上高は4億5200万円(14.1%減)、営業利益1700万円(30.8%増)となった。東南アジアでは、中国・香港と同様に日本向け貨物が減少した結果、売上高は1400万円(4.4%減)、営業利益おおよそ40万円(133.9%増)となった。

通期の業績予想は、売上高101億円、営業利益7億円、経常利益7億5000万円、当期利益4億4000万円の見通し。

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