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エーアイテイー/売上4.4%減、営業利益19.5%増

2010年01月06日/3PL・物流企業

エーアイテイーが1月6日に発表した2010年2月期第3四半期業績によると、売上高は74億3800万円(前年同期比4.4%減)、営業利益6億1000万円(19.5%増)、経常利益6億4900万円(22.4%増)、当期利益3億7200万円(15.5%増)となった。

主力の海上貨物輸送では、一部の大口顧客の取扱貨物量は減少に転じたが、積極的な営業活動の展開と通関受注、航空貨物輸送の営業強化によって、物流ニーズの潜在需要の掘起こしと新規顧客の獲得に努めた。グループの取扱貨物量は、在庫調整の一巡と秋以降のアパレル系顧客の貨物量に回復の兆しが見えてきたことから、海上輸送における取扱貨物量は前年同期比1.0%増、航空輸送における取扱貨物量は26.4%増だった。

価格競争による販売価格の下落と急激な円高進行が、運賃収入の圧迫要因となり、営業収益は4.4%減少。利益面では、収益性の高い通関部門での受注が増加したことや仕入コストの削減効果によって、売上総利益率は4.3ポイント改善し、営業収益の減収を補完する結果となった。

所在地別セグメントをみると、日本における売上高は66億4300万円(3.7%減)、営業利益は5億5600万円(27.8%増)となった。販売価格の下落と長期化する円高の影響により、営業収益は前年同期を割り込んだが、新規顧客の
獲得と潜在需要の掘起しによる貨物の獲得に邁進した結果、輸送形態別での取扱貨物量は、海上輸送における取扱コンテナ本数では、輸出入合計7万1893TEU(1.0%増)、航空貨物輸送では1609トン(26.4%増)、通関受注では1万7012件(34.4%増)だった。

中国・香港における売上高は7億7300万円(10.2%減)、営業利益は4500万円(26.9%減)となった。秋以降、日本向け貨物は回復の兆しを見せたが、中国子会社の財務諸表の邦貨換算レートの悪化の影響を受けた。

東南アジアでは、日本向け貨物が減少した結果、売上高は2200万円(1.3%減)、営業利益は100万円未満(9.8%増)だった。

通期の業績は、売上高101億円、営業利益7億円、経常利益7億5000万円、当期利益4億4000万円の見通し。

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