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三菱電機/大容量パワーコンディショナを北米市場に投入

2009年10月02日/国際

三菱電機は10月1日、大容量パワーコンディショナを、日本メーカーとして初めて北米市場に投入すると発表した。

産業用や大規模発電用の太陽光発電システムで使用する製品。2010年10月に100kW タイプを、2011年4月には250kW タイプを投入。国内市場へも順次展開を図っていく。

環境保全意識の高まりにより、発電時に二酸化炭素(CO2)を排出しない太陽光発電システムが注目を集めている。助成制度が拡充されている米国では、100kW以上の産業用・大規模発電用の需要が市場の約7割(当社推定)を占め、グリーンニューディール政策と合わせ市場のさらなる成長が期待されている。産業用・大規模太陽光発電システムでは、投資資金の早期回収が重視されるため、発電した電気を直流から交流へ変換するパワーコンディショナなど周辺機器の効率向上が求められる。

大容量パワーコンディショナの開発・製造は、長崎・西彼杵郡の長崎製作所で行う。独自の階調制御型インバーター技術と100kWパワーコンディショナ初のトランスレス仕様により、変換効率が97.5%と高く、小型、軽量、砂漠やアクセスの困難な内陸部などの劣悪な環境でも屋外に設置できる製品を投入する予定。

今後は、産業用・大規模発電分野での競争力強化を図るとともに、国内市場へも順次展開していく。2012年度までに北米と国内市場で50MW(100kWパワーコンディショナ換算で500台)の販売を計画している。

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