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タカセ/売上13.1%減、営業利益4割減

2009年11月06日/3PL・物流企業

タカセが11月6日に発表した2010年3月期第2四半期業績によると、売上高49億5000万円(前年同期比13.1%減)、営業利益1億7400万円(40.5%減)、経常利益1億7200万円(50.7%減)、当期利益9400万円(55.9%減)となった。

主力の国内物流事業では、昨年後半からの教育関連物流業務取扱拡大による増収があった一方で、既存顧客において、音楽映像分野のメーカー商品業務をはじめとして取扱物量が低迷した。

国際物流事業では、シンガポール現地法人の昨年9月からの事業停止による減収のほか、輸出・輸入や取扱地域を問わず、全般的に貨物の取扱量が減少した結果、グループの売上高は13.1%減となった。

営業費用では、これまで進めてきた作業部門における運営体制改善や業務量に応じた人員投入と作業効率向上、運送事業分野での不採算業務の効率化などのコスト改善を推進したことに加え、残業の削減など経費削減に強力に取組んだが、営業利益は減収によるマイナスをカバーすることができず、40.5%減となった。

営業外損益では、受取配当金が利益に寄与した前年同期間より減少したため、経常利益は50.7%減だった。特別損益項目、法人税、住民税・事業税などの項目を計上した結果、当期利益は55.9%減となった。

輸出物流部門の売上高は、米国と香港などアジア向け輸出が減少したことで、33.0%減の2億4400万円となった。輸入物流部門については、シンガポール現地法人の昨年9月からの事業停止による減収のほか、全般的に輸入貨物を取扱う主要顧客の業務量が減少し、海外産品にかかる国内保管や作業取扱数量が大きく縮小した結果、42.3%減の9億7400万円となった。

国内物流部門では、既存顧客の取扱物量が低調に推移し、主力とする音楽映像商品物流分野においても、情報配信拡大による市場規模の縮小傾向などの影響もあり、メーカー商品取扱数量が伸び悩んだ。昨年後半からの教育関連分野における物流業務取扱拡大による増収があったことから、国内物流部門の売上高は、2.3%増となる37億1300万円となった。

通期の業績予想については、売上高102億円、営業利益3億円、経常利益3億円、当期利益1億6000万円の見通し。

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