共栄タンカーが11月6日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は54億3800万円(前年同期比2.1%増)、営業利益4億4900万円(34.6%減)、経常利益1億1700万円(61.3%減)、当期利益5200万円(69.0%減)となった。
共栄タンカーはVLCCが中心の長期貸船契約の下、市況の影響を最小限に止め、安定収益の確保に努めた。昨年6月竣工の新造石油製品運搬船のフル稼働や、今年7月に船隊に加わった新造石油製品運搬船の貸船料の計上などで、海運業の売上高は増収となったが、両船の減価償却費の増加や入渠船の修繕費増加などで利益面は減益となった。
通期は売上高111億円(4.4%増)、営業利益9億円(18.6%減)、経常利益2億円(36.6%減)、当期利益1億円(42.8%減)を見込んでいる。