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澁澤倉庫/売上13.1%減、営業利益46.6%減

2010年02月09日/3PL・物流企業

澁澤倉庫が2月9日に発表した2010年3月期第3四半期業績によると、売上高363億6100万円(前年同期比13.1%減)、営業利益8億3800万円(46.6%減)、経常利益6億9000万円(50.9%減)、当期利益5億5000万円(40.5%減)となった。

景気低迷の影響により、主力の陸上運送業務をはじめ荷動きが総じて低調だったため、13.1%の減収となった。営業利益は、コスト削減に一定の成果があったものの、固定資産の取得一時費用に加え、物流事業における取扱量の減少や不動産事業における一部賃貸施設の解約の影響があり46.6%減だった。

当期利益は、投資損失引当金戻入額や投資有価証券売却益など2億9100万円を特別利益として計上する一方、連結子会社の合理化策による事業再編損や本社等事業所移転費用など1億8500百万円を特別損失として計上したが、前年同期にあった投資有価証券評価損などがなくなったことによって、40.5%の増益となった。

物流事業では、倉庫業務が、新規業務の獲得による流通加工業務の拡充が寄与したものの、景気低迷の影響を受け、保管料・荷役料ともに減少し、売上高は7.5%減の59億4600万円。

港湾運送業務は、輸出鋼材など在来船貨物に係る船内荷役業務の取扱いが大幅に減少したことに加え、輸出入荷捌貨物の取扱いが低調だったため、売上高は20.4%減の37億5900万円となった。

陸上運送業務は、輸出入貨物の取扱い減少や国内貨物の荷動き減退により、長距離・地場ともに輸配送業務が低調に推移したことやフェリー航送の取扱いが大幅に減少したほか、引越業務も低調だったため、売上高は11.8%減の187億500万円となった。

国際輸送業務は、自動車関連部品など主力貨物の取扱いが不調だったことにより、海上貨物の日本/アジア間の国際一貫輸送や海外荷捌業務の取扱いが大幅に減少したことに加え、航空貨物の輸出入取扱いも同様に推移したため、売上高は37.7%減の22億9400万円となった。

その他の物流業務は、通運業務の取扱いは前年同期並みに推移したが、動力機械の輸出の激減から梱包業務が大幅に減少したため、売上高は10.4%減の10億200万円となった。

物流事業全体の売上高は14.7%減の317億800万円となった。

不動産事業の売上高は前年同期並みの42億2600万円だった。

通期の業績予想は、売上高484億円、営業利益13億円、経常利益9億5000万円、当期利益6億5000万円の見通し。

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