東京汽船が11月6日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は64億4200万円(前年同期比9.1%減)、営業利益3億4600万円(2.2%増)、経常利益5億2200万円(4.3%増)、当期利益5億7900万円(2.4倍)となった。
事業部門別の状況は、曳船事業が東京湾を入出港する自動車専用船、鉱石船などの大幅減で作業数が減少。売上高は42億9600万円(12.4%減)、営業利益は2億2200万円(47.9%減)となった。
旅客船事業は、フェリー部門で競合するアクアラインの通行料金が8月から乗用車が800 円となった影響で、大幅な減収を記録した。一方、横浜港の観光船、交通船部門は横浜開港150周年記念事業による乗降客の増加、工事警戒船作業などの収入増で増益。売上高は16億2600万円(0.1%増)、営業利益は営業損失8400万円から1億2200万円の黒字に転じた。
通期は売上高128億3000万円(7.6%減)、営業利益3億1600万円(54.8%減)、経常利益5億8000万円(42.7%減)、当期利益4億5600万円(28.4%減)を見込んでいる。