三菱重工業は11月27日、印刷・紙工機械事業を100%出資子会社の三菱重工印刷紙工機械販売に承継させる会社分割を行うと発表した。
比較的堅調に推移してきた印刷・紙工機械市場は、世界的な経済危機の影響で設備投資が減退し、短期には市場の回復が困難な状況となっている。事業環境の変化を乗り切り、今後成長が期待される新興国市場で拡販していくためには、スリムで俊敏な専業組織の早期立ち上げが急務となっている。
印刷・紙工機械事業を簡易吸収分割により、同事業の販売・アフターサービスを担当している印刷紙工販社に承継させ、2010年7月1日付で印刷・紙工機械専業の事業会社として新しく発足させることになった。