三菱樹脂は12月14日、シンガポールに現地法人ミツビシ・プラスティクス・アジア・パシフィック（MPAP）社を設立すると発表した。
アジア太平洋地域における複合材製品の販売や同地域のグループ事業戦略構築拠点としての位置付け。
同社は、アジア太平洋地域で建物などの内外装用アルミ樹脂積層板「アルポリック」を各国・地域に輸出販売している。MPAP社設立により地域密着型の販売・サポート体制を確立し、複合材事業の強化・加速を進めていく。
同社をアジア太平洋地域の海外戦略構築の拠点と位置付け、グループ各種製品の販売促進に向けて、世界各国に構築された「アルポリック」のビジネスチャンネルとブランド力を活かしたマーケティングや、情報収集などを行い、海外売上高の拡大を図る。
三菱樹脂は、中期経営計画で海外展開の加速を重点課題の一つとしており、2012年度までに海外売上高比率を40％超とすることを目指している。
