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帝人/インドネシアの繊維子会社を地元企業に譲渡

2009年12月18日/国際

帝人は12月18日、インドネシアのポリエステル繊維製造販売会社(特定子会社)、P.T. TEIJIN INDONESIA FIBER Tbk.(TIFICO)の保有株式を、インドネシア繊維産業の有力メーカーを傘下に持つ4社に譲渡することを決めた。

ただし帝人は今後もTIFICOから原料の供給を受け、流通・製品事業グループ(NI帝人商事)もTIFICOとインドネシアの後加工拠点との連携を強化する。

TIFICOは1973年10月に設立した連結子会社で、1976年7月より操業を開始。しかし、2000年頃から中国などとの競争にさらされ、TIFICOへの準差別化品の移管、対日輸出の拡大、エネルギー転換などコスト削減などによる収益性の改善を図り、一定の効果を得たものの期待する利益を確保できなかったため株式の売却を決めた。

帝人が持つ株式は、インドネシア繊維産業の有力メーカーをグループ傘下に持つP.T. PROSPECT MOTOR、P.T.Hermawan Sentral Investama、P.T.Wiratama Karya Sejati、Pioneer Atrium Holding Limitedの4社に売却する。帝人のポリエステル繊維事業は、日本を開発拠点、タイを差別化原糸・原綿の基幹工場とし、TIFICOから安定した定番品の供給を受け、日本・中国・東南アジアの後加工拠点をネットワーク化して、日本、中国、欧米向けにグローバルに統合された生産・販売を行う。

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