日本貨物鉄道が1月14日に発表した2009年度第3四半期の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は544万トンと前年比7.6％減、車扱は295万2000トンで0.2％増となった。
第3四半期は10月に台風18号が上陸し、12月には日本海縦貫線などで大雪による輸送障害が発生、全体では高速貨292本、専貨16本が運休した。荷動きは、製造業の生荷低下などで全体的に低調に推移。
コンテナ貨物は、紙・パルプ、積合せ貨物など全品目が前年を下回った。主なものでは農産品・が政府米・民間流通米が大きく15.3％減。他工業品（11.7％減）、自動車部品（9.2％減）の減少も目立った。
車扱貨物は、セメント・石灰石などが前年を下回り13.0％減となったものの、石油が5.5％増となった。車両も2.5％増となり、車扱貨物は全体的に微増となった。
