トランコムが7月27日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は143億4000万円(前年同期比10.7%減)、営業利益7億4400万円(24.1%増)、経常利益7億3600万円(22.4%増)、しかし火災の発生に伴う特別損失の計上で当期利益3億1800万円(0.8%減)となった。
物流情報サービス事業が前期末からの貨物情報量低迷で減収減益となった。
ロジスティクスマネジメント事業は、前期に開設した拠点の寄与、徹底した数値管理による、各拠点の生産性向上が図られたため増収増益を確保した。
貨物運送事業は生協個人宅配部門が順調に推移していること、また車輌の稼働率向上による収益改善が図られたため増収増益となった。
自動車整備事業は車輌整備価格の低下、入庫台数の減少などで減収減益だった。
アウトソーシング事業は業務請負部門の受託量などが減少したものの、諸経費の削減などで改善が図られ減収増益となった。
通期は売上高655億円(0.5%増)、営業利益31億5000万円(9.2%増)、経常利益30億9000万円(8.3%増)、当期利益17億8000万円(18.3%増)を見込んでいる。