三菱ケミカルホールディングスは1月28日、三菱化学が中国で塩ビコンパウンド製品を製造販売している子会社の愛普科精細化工(蘇州)有限公司(略称・愛晋科社)が中国に塩ビコンパウンド製造設備を増設し、現行の生産能力6500トン/年から1万2500トン/年に増強すると発表した。
今回の増設は中国国内での需要増に対応するもの。これに関連し、三菱化学は国内での塩ビコンパウンド製造を委託している日東化工への製造委託を今年9月で終了し、国内生産を名古屋事業所に集約する。
日東化工には、新規難燃ポリオレフィンコンパウンド「オレフィスタ」の製造を新たに委託し、現在製造を委託しているオレフィン系軟質樹脂などの委託を拡大する。なお。日東化工は塩ビコンパウンドの従業員約20名を他事業で吸収する予定。