東燃ゼネラル石油と東レは1月29日、バッテリーセパレーターの合弁事業について、規制当局の認可取得を踏まえて合弁契約の締結を完了したと発表した。
2月1日付で合弁会社である東レ東燃機能膜が運営を開始する。
エクソンモービル・東燃ゼネラル石油が有するバッテリーセパレーターフィルム（BSF）事業のノウハウや技術と東レのプラスチックフィルム精密加工技術やポリマー技術を融合することによって、単独で取り組む場合に比べて迅速なBSFの技術開発が可能になると二社は見ている。
東レ東燃機能膜は、20年にわたってパーソナル・エレクトロニクス市場向けにBSFを提供することで蓄積された経験と実績を基盤として、東レが保有する次世代BSF技術を導入するとともに、フィルム生産・開発技術とグローバル・オペレーション体制を活かすことによって相乗効果を発揮。今後は電気自動車やハイブリッド電気自動車向けリチウムイオン電池市場の成長促進に貢献していく。
