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アルプス物流/電子部品物流不振で売上高14.8%減、営業利益47%減

2009年08月04日/決算

アルプス物流が8月4日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は135億8500万円(前年同期比14.8%減)、営業利益5億9600万円(46.9%減)、経常利益6億2700万円(44.5%減)、当期利益3億700万円(52.8%減)となった。

事業別の概況は、電子部品物流事業で海外の連結子会社11社は、決算日が12月31日であることから第1四半期は電子部品の生産・荷動きが最も低迷した1-3月の業績が反映された。この影響もあり、電子部品物流事業の業績は不振に終わった一方、国内では顧客の物流合理化に適した物流提案を進め拡販に取組んだ。

電子部品の需要・荷動きに回復傾向が見られたこともあり、前期比では低い水準ではあるものの、1-3月に対しては増収となった。海外では、中国での独自の商流を捉えた新商品サービスを提供するなど拡販を進めたものの、1-3月の各メーカーの減産が影響し、大幅な減収を余儀なくされた。

利益面では、国内外で貨物減に対応した変動費率・固定費の引下げを進め、事業体質の強化を図ったが、売上減少の影響が大きく減益。売上高は62億300万円(25.6%減)、営業利益は2億9500万円(66.3%減)となった。

電子部品関連の包装資材、成形材料、電子デバイスの販売を行う商品販売事業では、国内外とも顧客の減産の影響を受けて需要が減少し大幅な減収となった。なお、昨年10月からスタートした電子デバイス販売は、顧客の生産の回復基調に伴い、徐々に顧客数・売上規模を拡大している。同事業の売上高は17億3300万円(22.2%減)、営業利益は3200万円(41.8%減)だった。

消費物流事業は、顧客の物流合理化やアウトソーシング・ニーズに対応した拡販活動を進め、引き続き生協関連の個配業務を中心に売上を拡大。利益面では、受託価格の低下、新拠点の開設や事業規模拡大に伴う労務費増などが利益を圧迫したが、増収効果で増益となった。売上高は56億4800万円(5.0%増)、営業利益は2億6800万円(40.6%増)と増収増益となった。

通期は売上高550億円(9.5%減)、営業利益20億円(39.8%減)、経常利益20億円(40.2%減)、当期利益9億円(38.2%減)を見込んでいる。

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