センコン物流が2月9日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は86億1400万円（前年同期比3.9％減）、営業利益2億2000万円（76.6％増）、経常利益2億7300万円（360.5％増）、当期利益1億600万円（461.2％増）となった。
第3四半期は、物流効率化などの提案による新規顧客の獲得と既存顧客との取引増加が見られた。乗用車販売事業でのエコカー減税や補助金効果で、新車販売は堅調に推移したが、内需縮小による生産関連貨物と建設関連貨物などの輸送量が減少。売上高は減収となった。営業利益は、昨秋までの原油価格の下落による燃料費の減少と、販売管理費を含めた原価の圧縮、乗用車販売事業の増収効果が寄与し大幅な増益を確保した。
経常利益は、第1四半期で計上した退任役員の経営者保険解約金による営業外収益の増加もありこちらも大幅増益となった。
通期は売上高116億5000万円（0.9％増）、営業利益2億9000万円（49.6％増）、経常利益3億2000万円（168.7％増）、当期利益1億2500万円（133.5％増）を見込んでいる。
