トレーディアが2月10日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は95億9900万円（前年同期比21.5％減）、営業損失1億900万円（前期は7100万円の営業利益）、経常損失7700万円（9800万円の経常利益）、当期損失2500万円（3500万円の当期損失）となった。
第3四半期の港湾運送部門は、船積運送(輸出)は機械機器製品、雑貨などが減少し、売上高は29.4％減となった。陸揚運送(輸入)は繊維製品が減少し、売上高は11.0％減。船内荷役の売上高は12.2％減、その他港湾関連も51.6％減とぞれぞれ減少し、港湾運送事業全体の売上高は約55億5600万円(19.2％減)となった。
国際輸送部門では、輸出は中国、アジア向けの鉄鋼、化学品など回復基調にあるものも見られるが、欧米向けの建機、電子・機械部品の回復が遅れ、輸出部門の売上高は約6億300万円(約3億7800万円の減少)となった。輸入は中国からの靴、家具、繊維製品の取扱量の落ち込みで売上高は約27億1300万円(約8億900万円の減少)。国際輸送事業の売上高は約33億1700万円(26.4％減)だった。
兼業事業部門では、通関業の売上高は輸出が18.5％減、輸入は12.2％減となり、通関業売上高全体は13.9％減だった。倉庫業の売上高は20.1％増と増加したが、その他代理店業は26.8％減となり、兼業事業収入は約7億2500万円(13.7％減)だった。
通期は売上高140億4000万円（8.1％減）、営業利益7000万円、経常利益9000万円、当期利益4000万円を見込んでいる。
