トレーディアが5月13日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は128億9300万円（前期比15.6％減）、営業損失6700万円（前期は4800万円の営業損失）、経常利益700万円（2300万円の経常損失）、当期利益4600万円（1億3000万円の当期利益）となった。
港湾運送事業部門では、船積運送の取扱量は機械機器製品、繊維製品が減少し14.8％減となり、売上高は18.4％減で推移した。陸揚運送（輸入）の取扱量は雑貨の増加で5.6％増となったが、売上単価が下がり売上高は9.4％減となった。船内荷役の売上高は4.3％減の約1億3400万円、その他港湾関連は35.2％減の約6000万円となり、港湾運送事業の売上高は約74億8500万円（13.2％減）だった。
国際輸送事業部門では、輸出が上期での落ち込みを補えず、輸出部門の売上高は約8億7400万円（約2億2200万円減）となった。輸入では中国からの繊維製品、靴、雑貨が低迷し、売上高は約35億6800万円（約9億1800万円減）だった。国際輸送事業の売上高は約44億4300万円（20.4％減）。
兼業事業部門では、輸出が8.3％減、輸入は10.6％減となり、通関業の売上高は10.0％減。倉庫業の売上高は15.5％増となり、全体の売上高は約9億6400万円（9.8％減）となった。
来期は売上高138億4000万円（7.3％増）、営業利益3000万円、経常利益8000万円（10倍）、当期利益3500万円（25.4％減）を見込んでいる。
