名鉄運輸が2月10日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は610億4300万円(前年同期比12.4%減)、営業利益26億8800万円(184.4%増)、経常利益24億6600万円(293.6%増)、当期利益17億2500万円(前期は14億7500万円の当期損失)となった。
第3四半期は大手荷主への販路を拡大し、物量の確保や新規荷主獲得に努め、流通事業で保管面積拡大に向けた販売の強化や新規顧客開拓に取組んだ。またグループでの営業活動を推進し、グループ営業を強化。営業ネットワークの最適化を図った。しかし、個人宛宅配事業の縮小や物量の減少などから、前年実績には届かなかった。
経費面では運行効率の適正化を図り、人件費の削減、燃料費の減少も含め、諸経費の圧縮と効率化に努めた。
部門別の売上高は、貨物自動車運送部門が521億9800万円(13.3%減)、航空利用運送部門が65億8100万円(7.2%減)、流通部門が22億6400万円(4.2%減)といずれも減少した。
通期は売上高800億円(10.7%減)、営業利益21億円(101.6%増)、経常利益18億円(183.4%増)、当期利益14億円を見込んでいる。