新日本製鐵(新日鉄)とJFEスチールは2月25日、両社の鉄源能力を有効活用する半製品の相互供給について、今後具体的な条件を協議していくことで合意した。
顧客への安定供給を念頭に、高炉の改修工事などによる鉄源能力変化への対応、短期的な需給環境変化への対応などの観点から協議を実施する。
今回の合意は、昨年12月のJFEスチール東日本製鉄所千葉地区で発生した高炉の火災で、JFEスチールが今年1月下旬に新日鉄に半製品の供給を要請したことが一因となっている。3月には、新日鉄の要請でJFEスチールも新日鉄に半製品を供給する予定。