LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

タカセ/売上12.1%減、営業利益35.3%減

2010年05月14日/3PL・物流企業

タカセが5月14日に発表した2010年3月期業績によると、売上高98億7000万円(前年同期比12.1%減)、営業利益3億7100万円(35.3%減)、経常利益3億7300万円(39.6%減)、当期利益1億9200万円(22.5%減)となった。

主力の国内物流事業の営業収益では、一昨年後半からの教育関連物流業務取扱拡大による増収があった一方で、既存顧客において、音楽映像分野のメーカー商品業務をはじめとして総じて取扱物量が低迷。また、国際物流事業では、シンガポール現地法人の一昨年9月からの事業停止による減収のほか、輸出・輸入および取扱地域を問わず、全般的に貨物の取扱量が減少した。この結果、グループの売上高は12.1%減となった。

営業費用においては、これまで進めてきた作業部門における運営体制改善や業務量に応じた人員投入と作業効率向上、賃借倉庫の一部返却、運送事業分野での不採算業務の効率化などのコスト改善を推進したことに加え、残業の削減など経費削減に強力に取組んだが、営業利益は減収によるマイナスをカバーすることができず、前年同期間と比較して35.3%減となった。

営業外損益では、受取配当金が大きく利益に寄与した前年同期間より減少したため、経常利益は39.6%減だった。

特別損益では、これまで清算手続き中であったシンガポール現地法人が、2009年11月に清算結了したことにより、子会社清算益2100万円を計上した一方で、川崎第二営業所の一部倉庫の返却による違約金3600万円や名古屋営業所の移転等による固定資産除売却損2300万円を計上した。

来期の業績は、売上高97億円、営業利益3億9000万円、経常利益3億9000万円、当期利益1億7000万円の見通し。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース