三菱重工業は5月18日、インド国営の重電機メーカーのバーラト重電公社（BHEL）と共同で、火力発電所に設置するボイラー用のポンプを合計18台受注したと発表した。
インド国営火力発電公社（NTPC）が同国東北部に建設する超臨界圧石炭焚き火力発電所バルＩＩ期プロジェクトの1、2号機向け。BHELとの共同受注は初めてで、納期は2011年となる見通しだ。
受注した18台の内訳は、ボイラー給水ポンプ、ボイラー給水ブースターポンプ、復水ポンプがそれぞれ6台ずつ。NTPCが建設する超臨界圧石炭焚き火力発電所は、ビハール州のバルに立地するもので、1、2号機とも出力66万kWを計画している。
受注は、BHELが受注活動を行った。各ポンプとも、半数の3台は三菱重工が組立まで行い納入する。残り3台は同社が供給した部位・部品をBHELが組み立てて納入する。据付はすべてBHELが担当する。
