鴻池運輸が6月23日に発表した決算概要によると、鴻池グループの2009年度の連結売上高は、2000億1500万円（前期比8.0％減）、営業利益51億6700万円（26.2％減）、経常利益48億5400万円（25.6％減）、当期利益12億8300万円（51.3％減）となった。
バングラデシュに現地法人を設立するなど、グローバル化の加速を図った。また、経営体質の強化を図るため、設備投資コストの低減、資金効率の追求とグループ企業の経営効率化推進に努めた。
輸送事業は、定温配送の主要商材の食品、飲料の国内流通量が低水準だったため、通年では苦戦を強いられ、売上高は948億2400万円（7.5％減）、営業利益は36億8300万円（24.8％増）となった。
工場構内運搬事業は、粗鋼生産量の拡大など海外需要を背景とした取扱高への影響が年度後半にずれ込み、売上高は805億8300万円（6.8％減）、営業利益は53億6900万円（22.7％減）となった。
機工事業の売上高は107億7000万円（26.4％減）、営業利益は4億4100万円（49.7％減）だった。
その他事業の売上高は138億3700万円（1.0％増）、営業利益は5億100万円（56.3％減）となった。
