本田技研工業が6月23日に発表した「Honda環境年次レポート2010」によると、2009年度の四輪車、二輪車などの輸送時におけるCO2排出量は7万2449CO2トンとなった。
補修部品では、鈴鹿物流センターを中心に、補修部品物流を集約しグループの荷物のみ輸送するチャーター便で全国に出荷して、CO2削減を進めた。
このほか、完成車の輸送で委託輸送会社でのエコドライブ実践、トレーラーの新規車両への切り替えで2009年度は344トンを削減した。また、2010年度には関東圏と関西圏間の500km以下の輸送をキャリアカーによる陸上輸送から船輸送に切り替えた。さらに製作所から300km以内の地域は工場からトラックで直接販売店に搬入している。
二輪車の完成車輸送でもエコドライブで年間約10%のCO2を削減した。
2009年11月からは鹿児島、宮崎の出先倉庫への輸送回数削減(一便化)や、取引先からの直接搬入の推進による拠点間横持ち輸送の削減、借用倉庫の削減による倉庫間横持ち輸送の削減を推進している。