楽天と佐川急便は7月2日、楽天の注文を受けた翌日に顧客の手元に商品が届くサービス「あす楽」の対象商品の配送品質を向上するため、連携して取り組むと発表した。
この取組では、楽天が企画した「あす楽サービスシール」を、佐川急便があす楽に対応可能な店舗に配布し、各店舗がこのシールをあす楽の対象商品に添付する。
佐川急便の配送担当者があす楽の荷物と視認しやすくするためで、これにより対象商品を物量の波動に関わらずスムーズに配送し、配送品質を改善する。
また、佐川急便ではあす楽の配送で、貨物の追跡や業務改善を担う常設の事務局機能を設置することも検討している。
あす楽は、楽天が2008年10月に楽天市場で提供を開始したもので、現在では対象商品が約75万商品、対象店舗は約9200店舗となっている。
2009年8月から、翌日に届かなかった場合に購入額の5%の楽天スーパーポイントを還元する「あす楽あんしん宣言!」サービスを行なっており、ことし5月からは、それまで前日の正午までだった注文締め切り時間を、各店舗の状況に合わせて表示する仕組を導入しt、注文可能時間を延長した。
両社は、楽天市場での物流代行サービスにおいても協業しており、これまでも佐川急便は楽天物流認定パートナーの一つとして配送面においての一翼を担っており、今後も宅配市場の配送面での品質向上を図り、Eコマースのユーザー満足度の向上を図っていくとしている。