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日通/屋久島からの輸送をモーダルシフトでCO2排出量36%削減

2010年07月05日/CSR

日本通運は、日本貨物鉄道と共同で、屋久島電工が唯一国内で製造・販売を行っている「炭化ケイ素」のモーダルシフ輸送を7月から実施すると発表した。

屋久島電工の屋久島工場で生産された「炭化ケイ素」を鹿児島港まで海上輸送し、日本通運鹿児島支店倉庫へ保管後、JRコンテナを利用し、全国に輸送するもので、年間の取扱数量は約24,000トンを予定している。

これまで、屋久島からの輸送は福岡・愛知・千葉へ分散してそれぞれ海上輸送され、その後トラックで最終目的地まで、二次配送していたが、鹿児島での一箇所集約と鉄道輸送を中心とした全国配送へシフトするもので、CO2排出量の約36%削減を見込んでいる。

さらに、拠点集約による在庫管理の効率化、窓口ワンストップ化による事務の簡素化、総物流コストの圧縮が可能となるとしている。

世界遺産に指定されている屋久島の豊富な水力資源(クリーンエネルギー)を利用して作る「炭化ケイ素」は、ファインセラミックス原料の一種で、主に研磨剤や構造部材、最近では発光ダイオードの原料として使用されている。

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