LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

タカセ/売上高5.4%減、営業利益67.2%減

2010年08月06日/決算

タカセが8月6日に発表した2011年3月期第1四半期決算は、売上高23億7700万円(前年同期比5.4%減)、営業利益2億7000万円(67.2%減)、経常利益3億円(65.3%減)、当期損失5億8000万円(前期の当期利益は5億円)となった。

国際物流事業で、中国などの新興国の景気拡大などにともない、輸出・輸入ともに貨物の運送取扱量が増加したが、主力の国内物流事業で、音楽映像商品物流分野の商品取扱業務をはじめとして総じて取扱物量が低迷し減収となった。不採算業務の効率化や残業の削減など経費削減に取り組んだが、営業利益は減収によるマイナスをカバーできなった。

特別損益として、投資有価証券売却益2300万円を特別利益に計上。一方で、投資有価証券評価損5100万円や役員退職慰労金5800万円などを特別損失に計上。法人税、住民税及び事業税などの諸項目を計上した結果、当期損失となった。部門別の状況は次のとおり。

総合物流事業の売上高は23億3200万円、営業総利益は2億2600万円となった。中国などの新興国の景気拡大などにともない、輸出・輸入ともに貨物の運送取扱量が増加したものの、主力の音楽映像商品物流分野の商品取扱業務をはじめとして総じて取扱物量が低迷した。賃借倉庫の一部返却や残業の削減など経費削減に取組んだが、減収によるマイナスをカバーできなかった。

運送事業の売上高は2億97000万円、営業総利益は1300万円となった。運送事業は主に、総合物流事業に対する運送分野を担っており、音楽映像商品物流分野の音楽映像商品の取扱物量が減少したため減収となったが、不採算業務の効率化などのコスト改善を推進したため利益を計上できた。

流通加工事業の売上高は3億3600万円となった。営業総利益は2600万円となった。流通加工事業は主に、総合物流事業に対する流通加工(倉庫内オペレーション)分野を担っており、総じて国内での取扱物量が低迷したため、減収となった。作業部門における運営体制改善や業務量に応じた人員投入と作業効率向上を推進した。

通期の業績は、売上高97億円(1.7%減)、営業利益3億9000万円(5.1%増)、経常利益3億9000万円(4.4%増)、当期利益1億7000万円(11.7%減)の見通し。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース